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2012年5月15日 (火)

オイコノミアがおもしろい 「年功序列は保険」

NHK・Eテレで、「オイコノミア」という番組が春から始まっています。

ピース又吉が、学者と一緒に、現代の若者が関心のあるテーマを解説していきます。

結婚、給料.etc

 

さっき録画していた「給料」の回を観ました。

確かに、給料ってどういう風に決まるか不思議ですよね。

初任給は普通20万ですけど、野村証券のグローバル採用だったら53万だったり、キーエンスは30歳で1000万超えるとか…。でもお笑い芸人なら3年目でも、月1万円くらいらしい(又吉談)。凄く大きな差がありますよね。

 

給料の額は、参加制約とインセンティブ制約の2つから決まる。

参加制約: 働きたい人と、雇いたい人、の需要と供給の人数が揃う点。他の会社と比べてどの会社に勤めようか決めるという点。

インセンティブ制約: 働いている人が一生懸命働くか、サボるか判断する点。

 

年功序列は保険!

という言葉が一番印象に残りました。

Photo


横軸は時間、縦軸は給料・仕事量です。

給料は赤線です。次第に上がっていきます。

仕事のパフォーマンス量は緑線です。勤めたてはむしろ赤字なくらいで、だんだんできるようになっていくが、最後には下がってしまう。

 

これを考えれば、年長者が余計にもらっているのは中年の頃にもらい損ねたのを回収しているという訳で、

会社側から言えば、回収するまで辞めにくくすることで、会社に対する忠誠心がつくという利点があります。

つまり、勤めあげれば、どちらも損はしない仕組みになっているという訳です。

 

しかし、この緑の曲線は、もっと上に振れる社員もいれば、下に振れる社員もいます。

入社時は自分がどんな緑曲線を描くか分からない。日本企業は社員同士の差をあまりつけないので、ダメだった時も保険として働くし、優秀でも働く前は分からなかったと考えれば保険に入っていたと思えばもともとになる。

つまりは上手く働けば非常に合理的なシステムなのです。

 

 

 

 

日本企業の伝統バンザイ!!

 

という訳には、もちろんいかないんですよね。

潰れない企業じゃないといけないし、その社会も成長していないと難しい。

今、大企業は日本の会社の0.3%しかなく、会社全体は年間で6.2%が倒産している。

会社の保険機能が果たせない現代、セーフティーネットを公的な保険制度、例えば失業保険や就業支援などを充実する必要が出てきている、という内容でした。

 

そういう意味では、ベーシックインカムなんて面白いんじゃないでしょうか?

学生時代から自分が活躍できると確信できて、本当に成功しちゃう人は別ですけど、そうじゃない人が今、日本的システムを保険しているのはある種もったいないところもありますよね。

方法はなんにしろ、別のところに保険機能を持たせられれば、労働者の流動性も高まって、より人材が適材適所になるのではないかと思います。

新卒の就活で、本当に就くべき場所に就ける人はいったいどれくらいいるのかは疑問です。

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